これからのイベント
公開シンポジウム トランスジェンダーと医療」
- 日時:2024年10月12日(土)
13:30-16:30(開場13:00) - 形式:対面・オンライン(ZOOM)併用
- 場所:北海道大学
北海道大学文系共同講義棟 8番教室[地図] - 参加費:無料(定員:オンライン300名)
- 講演:
- 高井 ゆと里(群馬大学情報学部教員)
- トランスジェンダーの身体と医療・制度
- 小門 穂(大阪大学人文学研究科教員)
- 性別の変更と生殖医療
- 司会・企画:
藏田 伸雄
(北海道大学大学院文学研究院教授、応用倫理・応用哲学研究教育センター長)
斉藤 巧弥
(札幌国際大学観光学部教員、応用倫理・応用哲学研究教育センター共同研究員)
満島 てる子
(7丁目のパウダールーム店長、さっぽろレインボープライド実行委員)
- 趣旨:
従来、性同一性「障害」と捉えられてきたトランスジェンダーは、多様な性のあり方の一つとして捉えられるようになり、また2023年10月には性同一性障害特例法に違憲判断が下って、性別登録変更のための「不妊化要件」は無効とされました。また今年7月に広島高裁 は手術なしでの性別変更を事実上認めました。しかしトランスの人々が差別される現状はかわらず、トランスの人々をめぐる様々な問題が解決されたわけではありません。今回のシンポジウムでは「医療」、特に不妊化要件と生殖医療に着目することで、「トランスジェンダーの身体」について考えてみたいと思います。 - 注意事項
- オンラインのみ事前申込が必要です。こちらの申込フォームからお申込みください。
- 質問は当日配布する質問票ないしグーグルフォームを通じて受け付けます。口頭での質問を受け付ける時間は設けませんので、あらかじめご了承ください。
- 会場に専用駐車場はございません。来場には公共交通機関をご利用ください。
- 主催:北海道大学大学院文学研究院 応用倫理・応用哲学研究教育センター
- お問い合わせ:Email: caep[@]let.hokudai.ac.jp Tel: 011-706-4088
※ポスターをクリックすると講演要旨が見られます
第36回 応用倫理・応用哲学研究会
哲学方法論を問い直す
- 日時:2024年10月19日(土)
10:00-17:10 - 形式:対面
- 会場:北海道大学
人文・社会科学総合教育研究棟
W202 - 言語:日本語
- 参加費:無料
- 趣旨:
哲学では伝統的に架空の事例(思考実験)における直観的判断が重要視されてきたが、ゼロ年代以降の実験哲学の発展に伴い、こうした従来の方法論に疑問が呈されている。本プロジェクトでは、哲学者・心理学者・AI研究者が協働し、哲学において思考実験が果たすべき役割を学際的に探求する。今回の研究会では、異なる学問的背景を有するプロジェクトメンバーの視点から、新たな哲学方法論の可能性を議論する。 - プログラム:
- 10:00-10:10
趣旨説明 - 10:10-10:50
稲荷森輝一「哲学的直観と信頼性:哲学者の直観の役割を考える」 - 11:00-11:40
竹下昌志「AI直観の活用可能性」 - 11:50-12:30
松田新「思考実験を改良する:でネットの直観ポンプ論から」 - 14:00-14:40
晴木祐助「実験哲学における行動」 - 14:50-15:30
池田鮎美「道徳観に対する感情」 - 15:40-16:20
前田友吾「文化はバイアスなのか」 - 16:30-17:10
全体討議
- 10:00-10:10
- 事前申込不要
※本研究はサントリー文化財団「学問の未来を拓く」『哲学方法論を問い直す:領域横断的アプローチによる哲学的思考実験の改良可能性の探求』の助成を受けています
北海道大学大学院文学研究院応用倫理・応用哲学研究教育センター
Email: caep[at]let.hokudai.ac.jp
これまでのイベント
第35回 応用倫理・応用哲学研究会
Frankfurt Cases and Alternative Deontic Categories
- 日時:2024年5月8日(水)
18:15-19:45 - 形式:対面
- 会場:北海道大学
人文・社会科学総合教育研究棟
W205 - 言語:英語
- 参加費:無料
- 趣旨:
In Harry Frankfurt’s seminal “Alternate Possibilities and Moral Responsibility,” he advances an argument against the Principle of Alternate Possibilities: if an agent is responsible for performing some action, then she is able to do otherwise. However, almost all of the Frankfurt cases in this literature involve impermissible actions. In this article, I argue that the failure to consider other deontic categories exposes a deep problem, one that threatens either to upend much current moral theorizing or to upend the relevance of Frankfurt cases. - 発表者:
- Samuel Kahn(Indiana University and Purdue University)
- Samuel Kahn(Indiana University and Purdue University)
北海道大学大学院文学研究院応用倫理・応用哲学研究教育センター
Email: caep[at]let.hokudai.ac.jp
公開シンポジウム LGBTQを「理解」するとは?
- 日時:2023年10月14日(土)
13:30-17:00(開場13:00) - 形式:対面・オンライン(ZOOM)併用
- 場所:北海道大学
北海道大学 学術交流会館 講堂[地図] - 参加費:無料(定員:オンライン300名)
- 講演:
- 松岡 宗嗣(一般社団法人fair代表理事)
- 理解というマジックワード
- 三木 那由他(大阪大学大学院文学研究科教員)
- マイノリティの「理解」とコミュニケーション
- 三部 倫子(奈良女子大学研究院人文科学系教員)
- 「LGBTQを理解する/しないこと」をめぐる困難――家族、医療でのカミングアウトを例にして
- 司会・企画:
近藤 智彦
(北海道大学大学院文学研究院准教授、応用倫理・応用哲学研究教育センター事務局長)
斉藤 巧弥
(札幌国際大学観光学部講師、応用倫理・応用哲学研究教育センター共同研究員)
満島 てる子
(7丁目のパウダールーム店長、さっぽろレインボープライド実行委員)
- 趣旨:
昨今LGBTQを「理解」するという言葉を様々なところで目にする。今年6月に成立したLGBT理解増進法には様々な批判が向けられているが、企業向けセミナーをはじめ、教育機関における講演などでも、LGBTQを「理解」しようというメッセージはしばしば語られている。また、プライドパレードなどの社会的活動を通して、LGBTQの当事者は、不可視化されてきた自分たちについて「理解」を求めることを一つの目的としてきた。しかし、そもそもLGBTQを「理解」するとはどのようなことなのか、どのような意味で「理解」が必要なのか、あるいは必要ではないのか、「理解」という概念に遡って検討することも必要だろう。本シンポジウムでは、政治的・哲学的・社会学的な観点からの分析を織り交ぜ、LGBTQを「理解」するということの複雑さやその可能性を検討したい。 - 注意事項
- オンラインのみ事前申込が必要です。こちらの申込フォームからお申込みください。
- 質問は当日配布する質問票ないしグーグルフォームを通じて受け付けます。口頭での質問を受け付ける時間は設けませんので、あらかじめご了承ください。
- 会場に専用駐車場はございません。来場には公共交通機関をご利用ください。
- 主催:北海道大学大学院文学研究院 応用倫理・応用哲学研究教育センター
- お問い合わせ:Email: caep[@]let.hokudai.ac.jp Tel: 011-706-4088
※ポスターをクリックすると講演要旨が見られます